歯周病に効く歯ブラシはどれですか?
ってよく聞かれるのですが・・・
そんなものない!!!
と一喝したい気持ちをぐっと抑えて
物理的にバイオフィルムが取れてないと意味ないんですよ~
道具より使い方ですよね~
って優しく答えます。
一般的に言われる歯ブラシに関することは下記のページがまとまっています。
ライオン「システマ」
歯ブラシの選び方、使い方
https://systema.lion.co.jp/shishubyo/yobo/selfcare/brush.htm
が、
毛先が細いとプラークが硬めの人はとれにくかったり、
ヘッドが小さいのはめんどくさがりやさんには向いてなかったり、
万人に良い歯ブラシなんてないわけです。
そして何より使い方。
どんなに向いている歯ブラシだったとしても
ちゃんと当たっていなければプラークはとれません。
電動歯ブラシも基本的には毛先が当たっていないところはとれません。
ちゃんと使ったらよくプラークが落ちますが、適当に当ててたら落ちません。
当たり前ですが。
まあ、好みもありますし。
あと、いくら最適なものでも続けられないなら意味ないですし。
そういうのひっくるめると結局、
歯科医院で歯科衛生士あるいは歯科医師とともに
自分に合った道具を提案してもらいながら、使い方を習得しながら、
効果的で好みに合う歯ブラシを見つけましょう、ということです。
ここで個人的に思うのが・・・
誰にでも同じ歯ブラシ、同じ磨き方だけを指導するのはどうなのかなあ?
→人によって違いますし、色々試しながら最適が見つかることもあります。
とにかく全体を磨くことを指導するのはどうなのかなあ?
→リスク部位を重点的に!
歯科医院、歯科衛生士、歯科医師によって、バラツキがかなりあるんですよね。
まあ、歯肉の状態が良くなっているかどうかを確認しながら
(=歯周病検査をする、結果を説明してくれる)
セルフケアのアドバイスをする、というのが必要条件ですかねえ。
院長・米畑 有理