疲労を科学する

世界をリードする疲労の科学的研究のエキスパート(らしい)渡辺恭良先生のお話を聴講しました。
「疲労」の科学的研究はいろいろなされているんですね。
疲労回復には、栄養摂取、睡眠、香り・音楽・ペットなどによるリラックスなどを
「総合的に」行うのが良いとか。
印象的だったのは、
仕事は、人にやれって言われてやるよりも、
自分で主体性を持って動く方が疲れにくいことが
研究でわかっているというお話。
与えられた仕事だとしても、主体性を持って動けるように工夫すれば
疲労は少なくなるそうです。
また、今までは病態医学で治療学、創薬に重点が置かれていたが、
21世紀は癒し、減病を目的とした健康医学が注目されているとのことでした。
その理由のひとつは、薬は病状をそれ以上悪化させないためのものが多く、
もとの健康な状態に戻すものは少ない、ということでした。
そうそうそう、虫歯や歯周病なんて、まさにそう!と心の中で叫んでました。
栄養、香り、健康医学、などなど気になるキーワードが多い「疲労」の科学、気になります。