歯の花クリニックにある美白効果のある歯みがき剤の紹介、パート3です。
今回はこちら。
オーラルケアの「アパガード リナメル」
「芸能人は歯が命」という東幹久と高岡早紀が出演していたCMをご存じでしょうか?
そのCMでまさに一世を風靡した歯みがき剤「アパガード」の進化版です。
言うても、結構前だなあと思って調べてみると、なんど1995年のCMでした。
23年前・・・あれ、そんなに前でしたか。
「みなさんのおかげでした」「めちゃいけ」も終わっちゃうしね、さみしいわー。
って、ここに共感できなくても大丈夫ですよ。歯みがき剤の話ですから。
「アパガードリナメル」は歯科向けの製品で2004年3月に販売開始されたそうです。
14年前・・・ドラえもんの声優が一斉交代した頃ですね。なんか違和感あるなあなんて思ってたのはつい最近のような。
ドドドドドドドドドッドーラえもん~♪
あっ、すいません。
何が言いたいかというと、歴史のある製品ですよ、と。
アパガードの薬効成分は「薬用ハイドロキシアパタイト」です。
歯の主成分はハイドロキシアパタイトなのですが、それとほぼ同じとのこと。
製造元の株式会社サンギのウェブサイトによると薬用ハイドロキシアパタイトには
下記の3つの作用があるということです。
http://www.sangi-co.com/apatite/mhap/index.html
作用①歯垢の吸着除去
作用②歯面の微小欠損の充填
作用③表層下脱灰部の再石灰化
って、なんか難しいですよね、
簡単に言うと、虫歯予防に効果あるよ!って話かと思います。
でも、現代の虫歯予防にはかかせないフッ素が入っていないので、
私はどうしても、フッ素入りのケア用品との併用を勧めてしまいます。
リナメルでブラッシングの後に、フッ素入りジェルまたはフッ素マウスウォッシュの使用、といった感じで。
おい待て、美白の話は?ってなりますよね。
リナメルには、ステインがついてしまってから除去するという効果は期待できません。
ステイン除去ではなく、ステイン付着防止に効果的かと。
つまり、歯科医院でクリーニングしてもらったり、ホワイトニングしてもらった後に使用するのがおすすめです。
ホワイトニング後の白さを保つのに効果的だという話はよく聞きました。
GC「ルシェロ ホワイト」が出る前はホワイトニング後にはこちらを勧めていました。
「アパガードリナメル」には歯科医院内でクリーニングで使うプロ専用仕様があります。
歯の花クリニックでもクリーニングの後、ホワイトニングの後の仕上げに使っています。
エナメル質の微細な凹みを修復するという効果を狙って。
そして、「アパガードリナメル」に特徴的な効果は
初期虫歯で白濁や茶濁してしまった歯面の色が戻ることがある、というもの。
あくまでも、そういう症例もあるよ、という程度なのですが。
そこを狙ってオススメすることはたまにあります。
というわけで、本日は歴史ある歯みがき剤オーラルケアの「アパガード リナメル」をご紹介しました。
歯の花クリニック
院長・米畑 有理