本当は怖いマウスガード

昨年出会った元プロスキー選手Hさんのお話
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Hさんはプロースキー選手。
起伏やカーブ、ジャンプのあるコースを滑る激しいレースに参加していました。
ジャンプを着地したときには、歯に大きな衝撃があります。
海外の選手では一般的であったスポーツマウスガード。
Hさんもドイツ製のものを手に入れました。
お湯で温めてやわらかくなったところで、歯におしつけてなんとか合わせるタイプです。
ある日のレース。
大きなジャンプで着地の瞬間、奥歯で嫌な音と痛みが走りました。
痛みに耐えながら、なんとかゴール。
マウスガードをはずすと、半分に割れてしまった歯がポロンと落ちました。
こんなことが二度起こってしまい、奥歯を2本失ってしまいました。
さらに大けがでHさんはプロ選手を引退することになります。
ジャンプの着地でバランスを崩し、大きな転倒をしてしまったのです。
「奥歯を失ってから、体のバランスが悪くなった。
歯のせいでプロを辞める羽目になったと思う。」
とHさんは語りました。
市販のマウスガードには危険が潜んでいる
マウスガードでは受けきれないほどの衝撃だったのが原因でしょうか?
いいえ。
この不幸な事故は、歯にフィットせず、かみ合わせもあっていない
マウスガードが原因だったのでしょう。
市販のものでは、かみ合わせは合っていないことが多いのです。
Hさんの話を聞くと、マウスガードと向い合わせの歯は一部でしかあたっていなかったようです。
これでは、マウスガードなしでかみ合わせているよりも力が一部にに集中して、
歯が割れてしまうことも充分考えられます。
カスタムメイド・マウスガードのすすめ
Hさんは歯医者で歯型をとってぴったりのマウスガードをつくれるということを知りませんでした。
もし知っていれば、今もプロスキーヤー選手だったかもしれません。
スポーツマウスガードが必要な方は、
歯医者でつくってもらうカスタムメイド・マウスガードを検討してみてください。
歯と快適なスポーツライフを守るために・・・。


バンクーバーオリンピック・モーグル男子・金メダルのアレクサンドル・ビロドー選手(カナダ)、スタートで白いマウスガードが見えました。