歯「なんちゃって療法」なぜ

 というタイトルをyahooニュースのトピックスで目につきました。

リンク開いてみると・・・

 

歯の神経抜く治療は半数が再発!?…感染防御が不十分のケース多く

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190226-00010000-yomidr-sctch

 

あら、全然タイトルが違います。

ま、いいか。

 

内容としては歯の神経を抜く治療はとても難しいんですよ。

本気でやったら保険診療の規定の報酬ではとても無理ですよ。

というようなお話(ざっくり)。

 

で、神経を抜く治療にならないのがベストなので

「せめて新たに歯を傷めないために、定期的に歯科に通って、虫歯が進む前に対処するべく努めてはいます。」というのが記者さんの締めのお言葉でした。

 

日本の歯の神経の治療が置かれる状況について、とてもよく解説された記事でした。

でも私から2点ほど。

 

まず、虫歯が進む前に対処、というより虫歯リスク検査(唾液検査)で原因から減らすことを考えていただきたい!

早めに削って詰めても、原因がそのままならイタチごっこですから。

 

そして、そもそも神経を簡単に抜きすぎ、というところにも触れていただきたかったです。

自発痛(何もしなくてもずきずき痛い)があるならば、神経を抜かざるを得ないことがほとんどですが、たまにしみる程度あるいは症状がないような虫歯の場合、アグレッシブに削るが故に神経に到達して抜かなくてはいけなくなるということが・・・結構あるのです。

 

このあたり、追々触れていただきたいわ~。

 

歯の花クリニック

院長・米畑 有理