歯の花ブログ

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「インプラント、年とったら困るからやらない方がいいわよ~」

って、聞こえてきました。グリーンティー飲んで休憩してたら。

 

おばさま2人のおしゃべり。・・・前回の続きです。

 

A「寝たきりになった時にね、インプラントだけ残って、

向かい歯茎にささったりして大変なことになるんだって。

私の周りの衛生士はみんなそう言うてるわ。」

 

Aさんのご子息は歯科医師のようですが(前回のお話)、

Aさんも歯科関係者か歯科衛生士なのかもしれません。

 

B「こないだ親戚がインプラント入れてたわ~。」

 

A「あんな若い人はええねん。先が長いからね。

年取ってからは、ほんまたいへんなことになるから考えた方がええで。」

 

 

あー、どうしよう、いろいろ突っ込みたい。説明したい。

しかし、急に隣の見知らぬ女が話しかけるのもヤバい。

というわけで、代わりにブログで。(再び)

 

まず、寝たきりになったら大変らしいで~という話は

こちらの記事な感じかと。

 

過去の週刊ポストの記事

『高齢者インプラント 認知症兆候が出たら抜去の決断も』

http://www.news-postseven.com/archives/20160709_427008.html

 

 

やはりお伝えしたかったのは2点!

 

1)インプラント抜かなくてもアバットメントを交換すればよくない?

 

まずはインプラントの構造をご覧ください。

 

インプラントとは何ですか(テーマパーク8020)

https://www.jda.or.jp/park/lose/index19.html#1

 

こんな感じです。

全部が一体型になったものもありますが、普通は骨に埋まっているフィクスチャーと

その上のアバットメントに分かれています。

 

アバットメントはフィクスチャーにネジのように装着するものなので、交換も可能です。

キャップ状になっていたり、上に入れ歯ができるような形のものもあります。

アバットメントを交換するだけで、向かいの歯茎に突き刺さることはなくなるかと。

 

 

2)インプラント以外の歯がボロボロになる原因を考えよう!

 

歯が先にボロボロになるという話ですが、その原因は?

 

もし、歯周病でボロボロになる(というかグラグラになる)のであれば、

インプラントもインプラント周囲炎という歯周病のような状態になるので、

同じようにぐらぐらになって、向かいの歯茎には突き刺さらないように思います。

 

インブラントは無事だけど、天然の歯はボロボロになる・・・

これって虫歯か、根っこに膿がたまるか、歯が割れるか、このあたりですよね。

ボロボロにという表現からすると、主に虫歯ではないでしょうか。

 

つまり、虫歯にならないように、進行しないようにケアしたらいいですよね。

虫歯の原因は歯みがきができていないことだけではありません。

歯みがきは介助が必要だとしても、他の要素やら対策やらで十分に予防は可能かと。

それを放置して、インプラントだけ残って刺さるーーー!てのは違うような。

 

 

まあまあ、インプラントは治療するドクターの技術や倫理観に依るところが大きいので、

そこは慎重にしなければいけない治療であることは確かです。

普段から信用できるかかりつけ医のドクターにインプラントの専門医を紹介してもらうとか、

セカンドオピニオン、サードオピニオン、をもらっておくとか、

そういうことで自衛は必要かもしれませんね。

 

 

歯の花クリニック

院長・米畑

hanohana.com

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