妊娠中の歯科治療はいわゆる安定期である妊娠4~7ヶ月に、というのが一般的な見解です。
安定期と言っても絶対安全なわけではないから、旅行等は控えた方が、という話がドラマ「コウノドリ」で出てきましたね。あっ、私も妊婦の頃、沖縄旅行してたやん。あかんかったのね。
という話はさておき、歯科の話に戻りましょう。
歯の花クリニックでも基本的には妊娠4~7ヶ月と案内しています。
しかし、歯のメインテナンスに関しては、
つわりがひどくなくて調子が良い方は妊娠初期の2-3ヶ月でも
お腹が大きくなっても調子が良い方は妊娠後期の8-9ヶ月でも
受けられた方がいらっしゃいます。
私自身も8-9ヶ月頃でもチェアに仰向けになっても平気だったので、メインテナンスが可能な時期は人それぞれで、調子さえよければ、後期でも意外といけるなあという印象です。
ただし、すでに歯周病治療やケアが落ち着いていて、あくまでもメインテナンスの状態にある場合と言えるかと思います。
初診はいわゆる安定期、できることなら妊娠前がおすすめです。
歯周病の炎症があることは妊娠しにくくする因子の1つという見解もありますしね。
妊娠中のメインテナンスは妊娠性の歯肉炎を予防するとともに、
生まれてくる赤ちゃんへの虫歯菌感染予防にもなります。
安定期でなくては治療できないから!というのではなく、
上記のような観点でゆったりケアを受けていただければなあ、と思います。