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ガラパゴス歯医者が若者を潰す?歯科の裏話。

こんにちは。歯の花クリニックのにしやまです。

だんだんと気温も上昇し、春めいて参りました。花粉症持ちの私はくしゃみや目のかゆみと毎日格闘しております。

さて、学生時代からの友人と久しぶりに電話などで交流し、歯科医師国家試験についてまた思い出しています。というのも、私とは卒業大学こそ違いますが同じ年に歯科大学を卒業した親友が数年間国家試験を受験し続けているも、なかなか受からずにいるからです。友人は通算4回目の国家試験受験を先月終えました。

そして来週の3月20日前後には本年度の歯科医師国家試験の合格発表が迫っているのです。 

ちなみに2月に本年の歯科医師国家試験は終了し、発表は今月末とのこと。合格している事を心より願っていますが、本人いわくもう自信がないので結果が怖いとのこと。

たかが資格試験、されど資格試験。
資格があることとないことは、雲泥の差ではあるのです。

近年の歯科医師国家試験の合格率は、受験者全体の約65~70%の合格率に落ち着いています。コレは、教育に6年間も費やし(国民の税金も補助金として各大学に分配されています。)、専門の課程を経て、その専門学部を卒業しなければ受験できないという特殊な国家試験資格の中では少ない合格率です。例えば、医師国家試験ならば、80%台後半から90%台前半の合格率です。薬剤師国家試験は、4年生教育時代は70%台の合格率であったものの、6年制教育世代は約90%の合格率となっています。

つまり、歯科医師国家試験の総受験者数から見た合格率はずいぶん低いという事です。

一体、何の基準で歯科医師国家試験の合格率を厚生労働省が決めているかという目線で考えると、一応のところは納得できます。厚生労働省としては、新卒の受験者が80%の合格率になるように合格ライン(合格の点数)を調整しているのです。でも、これも実際には酷い話です。各大学の厳しい卒業試験を突破した現役生のうち20%はほんのわづかな点数の差(1点ないしそれ以下の違いで落とされる学生もいます。)でも不合格になってしまうからです。

日本には歯医者が居過ぎると国は考えています。(本当は歯医者の国民あたりの人数は他国に比べると少ないほうかもしれませんが。)だから国家試験だって受かりにくく工夫をしています。でも本当に歯医者の数は多すぎるんでしょうか?
日本の歯医者は世界からすると、おかしな進化を遂げた人たちです。
つまり…
日本でしかありえない進化を遂げた変な歯科医?が多いんです。

日本の制度と保険のシステムに虐げられた歯医者は生き残るため独自の進化を遂げたのですが…

彼らは、とにかく自分の専門は無視して何でもこなすようになります(ただし精密さや倫理観は欠如することは多いです。)、そして儲けを出すために馬車馬のように働き短い時間でどんどん患者さんをさばいていきます(時間内から雑になることは仕方ないです、それなりの出来ならOKです。)、本当は専門の歯科医師が数名でチームを組んで診るような治療も一人で無謀にチャレンジして失敗もしますけれど、治療費がチーム制の医療より安いのだから仕方がないと豪語します。とにかく一人で沢山の患者さんを一気に見ることが美徳であり、患者さんは健康保険を使ってある程度安く治療を受けているのだから、精度の低い治療にも我慢はすべきだと考えています。(でも、本当は国民の医療費からある程度の金額はもらっていますけれどね。)

こういうガラパゴス歯医者が多い日本で何が起こるかというと……そうでなくても規模の大きいともまた環境がいいとも言えない市場の中で、とにかく一人あたりが沢山の顧客を抱えようとマネー取り合戦をし、足を引っ張り合うというおろかな現象が起こるわけです。

つまり、日本の保険制度に甘んじて、「質の高い治療や予防処置と落ち着いた診療時間を提供する代わりに正当な代金を患者様にしっかりお支払い頂く」ことを忘れ、「以下に早く安く沢山患者さんを診て小銭を儲けるか」に夢中になっている歯医者が多くいるために、国は歯医者の数はもう十分であると考えてしまったわけです。

先輩である歯医者が醜く争っているために、若き学生が夢を叶えられずにいるような現実があります。

学生時代のテストの点数より、大切なものがあるはずなのに、勿体無いですね。でも、もし歯科医を目指していたとしてもなるべき歯科医像が間違えているようなら資格を持たない方がある意味幸せかもしれません…。

歯科医師も歯科医を目指す学生も、そして患者様も皆が夢を持てるような未来が来ればいいのですが…。

歯の花クリニックは、健康保険の制約に縛られず、ゲストにとってベストな治療と予防処置を提案させていただいている「自由診療」の医院です。健康保険のお取り扱いはございませんが、保険では出来ない内容のサービスを提供させていただいておりますので、是非一度お越し下さいませ。

 

 

 

 

 

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