大人の虫歯予防法3:食事の頻度にご注意

◆脱灰(だっかい)は食事の度に起きてます

砂糖、炭水化物の入ったものを食べたり飲んだり、
その度に脱灰は起こっています。
歯の成分が溶け出しているのです。
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◆だらだら食べに注意

砂糖が虫歯の原因になるのはご存じかもしれませんが、
炭水化物も、特に、ポテトチップスといったスナック類も虫歯菌のえさになります。
そして、虫歯に関係するのは、その量よりも「頻度」なのです。
甘いおやつも、通常の食事と一緒に食べるのはあまり問題ありません。
おやつの時間が1日何回もある、とか
長時間にわたってちょこちょこおやつをつまんでる、とか
そういうのが危ないです。
勉強や仕事が忙しかった時期に虫歯が増えた、なんて経験はありませんか?
そのときの食生活を思い出してみたら、だらだら食べが思い当たるかもしれません。

◆だらだら飲みにも注意

飲みものも要注意。
砂糖の入ったジュースはもちろんのこと、
砂糖入りのコーヒー、紅茶も、虫歯的には(?)食事のひとつです。
スポーツをする方、スポーツドリンクを飲みながら、ではないですか?
一口ずつ、頻繁に飲んでいると、危ないです。
もちろん、たまにだったら大丈夫ですが、
毎日のようにされる方は、脱灰が多くなっている可能性が・・・。
最近はスポーツ医学的にも水がすすめられているようなので、
水にされた方がよいかと思います。

◆寝る直前の飲食もNG

起きている間は、唾液の力で酸性に傾いたプラークを中性に戻してくれます。
しかし、寝ている間は唾液の分泌が減ってしまうので、中性に戻りにくく、
つまり、脱灰の時間が長くなってしまいます。
寝る前1時間ぐらいは、砂糖や炭水化物をとるのはなるべく避けましょう。
お酒に酔っ払って、すぐ寝ちゃったりしてませんか?
たまにならいいですけど、毎日のように、は虫歯リスク大です。