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歯医者の歩き方 神経を抜いた歯に起こりえること(根尖性歯周炎)

歯の神経(歯髄)を抜いたら、もう歯は痛くならない

・・・なんてことはありません。

歯髄がないので歯髄炎にはならない=歯髄炎の痛みは出ません。

冷たいものがしみる~、痛い~、といったのはもう出ません。

 

歯髄を抜いた後はある種の詰め物をするのですが、その隙間から感染起こして

根の先に膿が溜まることがあります。

歯茎が腫れる、たたくと響く、かんで痛い、何もしなくても痛い、

といった症状(根の周りの組織が炎症を起こしている=根尖性歯周炎)が出ることがあります。

 

根治01_1 根治01_2 根治01_3 根治01_4

 

こうなると、上から開けて歯髄腔の詰め物を取り、感染を除かなくてはなりません。

(根の先から外科的に行うこともありますが、基本は上からです。)

これが、根管治療(こんかんちりょう)と呼ばれるものです。

 

おー、それは怖い。ちゃんと歯を磨こう!と思うかもしれないですが、

残念ながらご自身のケアでなんとかなるものではないのです。

 

抜髄(神経を抜く治療)の時点でうまく治療できていたかがメインかと思います。

根管はイラストで見ると簡単な形をしているように思うかもしれませんが、

立体的にはいろんな方向へ曲がっていたり、細かく枝分かれしてたり、特殊な形をしていたりで

難易度がまちまちです。

根管の難易度、術者の技術力、本人の免疫力(弱っている時に急性化しやすいです)の掛け合わせで根尖性歯周炎が起こるわけです。

 

ですから、根尖性歯周炎が起こらないようにするには・・・

 

1)免疫力が落ちないようにする(って難しいですよね)

2)神経の治療がうまい先生に抜髄してもらう(専門医の先生は高額ですが)

 

そしてなにより、こんな難しい状況を作らないために・・・

避けられる抜髄は避ける!できる限り抜髄されないようにする!これが一番!

 

って、なんで思わへんのかなあ。歯科医師が。

もちろん、そう思っている先生が多いはずですが、どうも簡単にひょいっと抜髄する先生も少なからず。

 

 

歯の花クリニック

院長・米畑

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